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音符へのとらわれ - 2010.04.19 Mon

新レパートリー集と呼んでいる教材は、ソルフェージュの代わりとしても使用できるオリジナル教材です。
メロディーとコード、そしてヘ音記号の左手伴奏部は五線譜のみです。

そこで、おもしろい現象が起こっています。コードネームのみで適当に演奏するとベース音が非常に不自然になるため、「次は音符を書いてきてくださいね」と課題を出しました。
翌週、きっちり音が記入されていて、どんな響きかな?と期待して聴いていたのですが…。あれっ?音楽が止まってる!「今、止まってたよねぇ。」「はい、確かに」。先週はベースが不自然でも音楽は流れていたのです。

音を読むことを先に行う習慣が付いている私にとっても全く同じ現象が起こります。

昨日は5/16ヌカタ公演へ向けて、子供さんたちの歌録音がありました。
音符にとらわれない自然な歌声はやっぱり天使の声です。子供さんに限らず教室の生徒さん方の歌には自由さと表現力が一杯です。どうしてピアノは歌うようにいかないのでしょう?

悩みは大きくなるばかりです。

曽和

大芹と小芹 - 2010.04.06 Tue

発表会で披露する和歌劇4作の中に【越の遊女アユ】という作品があります。

越の国に、京から赴任してきた国司の小椋麻呂が、国で禁止されている賭け事(双六遊び)に興じる歌を、振り付きで伊藤さんが威勢良く歌ってくださいます。

“♪大競(おおせり)は 国の禁物(きたもの) 小競(こせり)こそ 諭(ゆ)でても止まじ~”
そのお世話役のアユさんがこのように返します。
“♪大芹(おおせり)は 国の禁物(きたもの) 小芹(こせり)こそ 茹(ゆ)でても美味し~”

昨日の練習で、伊藤さんがご自宅の庭で採れた大芹と小芹を持ってきてくださいました。

対訳にもありますように、大芹(やまぜり)は毒があるが、小芹(かわぜり)は、茹でると美味しい。
大競と大芹 小競と小芹 この楽しい掛け合いが何とも小気味よく、それを台本にされた脚本家、菅沼さんのセンスが素晴らしいと伊藤さんは絶賛されていました。

私たちも、初めて目にする大芹小芹に感動し、改めて台本を見直しました。本当に楽しい歌です。
催馬楽という古代歌謡があることすら知らなかった私(たち)は、今こうやって古くて新しい世界を知り、和歌劇のおもしろさを実感しています。

そして、みんなが分かりやすいようにと、わざわざ採取してきてくださった伊藤さんに感謝!です。

曽和

発表会へ向けて - 2010.04.05 Mon

今週より発表会へ向けての和歌劇の追い込み練習が始まります。

1月の大きなステージを終えたばかりですので、さすがに今回はお休み期間…などと言うわけがなく、発表会4日間4作品をしましょう!と歌枕主宰からの提案に一瞬ひるんでしまいました。
が!!さすがに皆さんこの事態を即座に察知し、猛練習に取り組んでくださっています。

作品はどれも20分ほどの分かりやすいお話しばかりで、1300年前のこととは思えない、現代にも充分通じる内容です。お馴染み綱澤僚さん作曲のメロディーは心に染み渡り、新人作曲家 福原真衣子さんのメロディーは洗練された響きの中の軽快さが小気味よく、春の発表会にピッタリです。

そして、和歌劇音源制作の方も5月公演へ向けての【ヌカタ】の音楽と楽器構成がおおよそ決まり、音源録音が茶論を中心に進められています。
そして、ここに子供さんの歌声を入れるそうです。
額田姫がこの世を去り数十年…ひ孫の時代へお話しが移った時に聞こえてきます!又、録音の様子は後日。

曽和

音符と音楽の間 - 2010.04.01 Thu

昔、ピアノレッスンに通っていた頃、ピアノ鞄にたくさんの教材が入っていたのを思い出しました。

ハノンにツェルニー、バッハとモーツァルト、そこにロマン派の音楽なんて入ってきた時にはうれしくて、すぐに全部は弾けないのでメロディーばかり繰り返し弾いていたものでした。

きっと音大受験などを目指す生徒さんを中心に教えておられる先生は、当時と同じようなレッスンをされているのでしょうが、私たちの教室ではいつも音楽が生活の中にあるようにと、あえて、子供の嫌がりそうな教材は避けてきました。

今、子供レッスンが大きく動き出そうとしている中、大幅な教材の見直しも始まっています。
昔から伝わる良い音楽はどんどん吸収し、新たに歌枕主宰が開発してきた余白をもたせたオリジナル教材は私たちの宝物なので、大切にしたい。練習曲の必要性も感じています。

音符がある世界と、音楽がある世界の違いをやっと感じることができ、それでも音符!を弾いてしまう悲しさから脱却できず、どうすればこの中間の「漂う」とか「うねり」とか、そんな言葉が共有できるようになるのかなと考えます。あと1歩…かな?

曽和

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歌枕直美音楽教室

Author:歌枕直美音楽教室
-芸術に感謝する-
音楽は生涯の友になります。音楽は生き方そのものにつながり、支えとなる力も持っていると信じています。

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